現実を受け入れたい
作成日:2018.12.30
タグ: 自分語り
2018年が終わる前に言葉にしておく。現実を受け入れようとしないのを改めたい。
現実を直視したくないがために起こっている不都合なことには、例えば成長速度が鈍って止まりそうな対象に取り組めなくなるというものがある。
どんなことでも一定の速度で成長することはなく、ある時点で成長がほとんど感じられなくなる。
そんな時でも努力し続けられれば、急に成長するタイミングがやってくる。
しかしそこで一定の成長速度を保てるという幻を見続けてそれが間違っていることを認められないと、認知的不協和が生じる。
すると、その対象に打ち込むことが嫌になって投げ出すことになる。
その時の言い訳はこうだ。
「他にもやりたいことがあるし、これにばかり時間を費やすわけにはいかない」
確かにあれもこれもやるとなったら時間が足りないのは明白だし、取捨選択をする必要はある。
しかし、やりたいと思っているだけで実際にはやらないことがほとんどであるから、時間が足りないというのは半分嘘である。
やりたいと思っているだけでやらないというのも、現実を認めたくないという思いが原因の一つとなっている。
やらないでいれば、自分はそれをある程度できるという虚像を保つことができる。
やった時に思ったよりうまくできないという事実に直面せずに済む。
でも本当はやっていないのだから、全くできないのと同等である。
「本当は何もできないくせに 何でもできると思ってた」
これは自作曲『QC』の歌詞の一部であるが、この歌詞を書いたのは数年前のことである。
すなわち数年前から、あるいはもっと前から薄々気づいていたことを認めずにここまできたわけである。
そしてその事実にも薄々気づいているので、自己不信感も募ってくることになる。
このように現実を受け入れないと不都合であることは明白である。
しかし悟りの境地に達しでもしない限りは、現実を直視し続けると多分壊れてしまう。
現実を全く見ないのも問題だが、見すぎてしまうのも良くないだろう。
そのバランスをとるのも難しい。難しいからこそ現実を受け入れようとしないという方法に逃げがちになるというのもある。
バランスのとり方自体もよく分からないが、これは今後の課題として模索していくしかない。
ともかく自身についての現実を受け入れながら、やりたいことに取り組むのを目標として掲げ、この文章を、そして2018年を締める。
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